かゆみなどの頭皮トラブル、どこから皮膚科にかかるべき?

一口に頭皮のトラブルと言ってもかゆみ、フケなどさまざまな症状があります。また、その症状の程度もさまざまで、どこまでが自分で処理して、どこからが薬を服用したり、皮膚科に受診したりする必要があるのか、判断に迷います。ここではそうした判断の目安になるポイントをご紹介します。

頭皮のかゆみ、原因のひとつはシャンプーです

頭皮のかゆみを感じたら、多くの方はそれまで以上にシャンプーを徹底しようと考えます。しかし、これがさらに、逆効果となる場合が少なくありません。なぜなら、かゆみの1つの原因は皮膚の乾燥だからです。

洗浄力の強いシャンプーを使用したり、多めのシャンプー液を使ったりすると、頭皮の必要な皮脂まで取り除いてしまいます。頭皮全体が乾燥肌になると、外部からの刺激に反応してしまい、かゆみが生じます。

この頭皮の乾燥を防ぐためには、アミノ酸系シャンプーなどの洗浄力が控えめのものを選びましょう。シャンプーする際も、頭皮が皮膚の一部であることを忘れず、洗顔するように丁寧に洗います。

フケは多くの女性が抱える頭皮の悩みです

頭皮を含め、人間の体全体は絶えず新陳代謝を繰り返しています。

新しい細胞が生まれると同時に古い細胞が垢のようにはがれていくサイクルが正常な状態ですが、頭皮にトラブルが発生し、新陳代謝のリズムが早まると、まだはがれるべきでない皮膚の角質がはがれてしまい、目にみえるフケとなって現れます。

以上の点からわかるように、フケを単なる「体質」として片付けるべきではなく、頭皮トラブルのサインとみなすことが必要です。その原因として考えられる点、頭皮の皮脂です。シャンプーを1日1回までにして洗いすぎを避け、頭皮環境を整えてあげましょう。

頭皮のかゆみやフケがひどければ、脂漏性皮膚炎の可能性があります

シャンプーの種類や方法を改善してもかゆみが全く改善されず、さらに、赤くなったり、フケのようなものが出てきたりするようなら、皮膚科の受診を検討した方が賢明です。脂漏性皮膚炎の可能性があり、かゆみで皮膚科を受診する人の6割がこの脂漏性皮膚炎というデータもあります。

原因は皮膚に常在するマラセチアという菌が異常増殖する結果、頭皮が炎症を起こすためだといわれています。皮膚科ではその炎症をおさえるための外用薬や、抗ヒスタミン剤やビタミン剤などの内服液が処方されます。

頭皮ニキビも新陳代謝の乱れによって生じます

新陳代謝がストレスや不規則な生活などの理由で乱れると、はがれるべき角質が毛穴に残り、皮脂がたまってしまうことがあります。そうなると、その皮脂は毛穴付近で盛り上がり、頭皮ニキビになります。頻繁に指で触ったり、潰したりするのは禁物です。

雑菌が入り、炎症が起きて、症状が悪化する可能性があります。炎症がひどくなり、痛みをともともなうようであれば、皮膚科の受診が必要です。慢性膿皮症などのもっと重い病気である可能性もあり、脱毛に繋がることもありえます。

頭皮のかゆみやフケで悩む方は、まずシャンプーや生活習慣を見直してみましょう。それでも改善されないようなら、早めに皮膚科を受診することが必要です。