美容師xユーザー座談会vol.1 美容室で本当のこと言える?

優しく笑顔で接してくれる美容師さん、そして気持ちよく美容室を利用するお客さん。一見すると何事もなく順調にサービス時間を過ごしているように見えます。しかし本当はお互いに遠慮していませんか?

今回、美容師とお客さんとなるKamiMadoユーザーに集まってもらい、ざっくばらんに本音をぶつけあう会を開きました。

出席者

美容室DAMIA by LuLuから


寺田警二さん(スタイリスト歴8年)



伊藤美帆子さん(スタイリスト歴6年)

KamiMadoユーザー

野口さん(30歳・人事:トップ写真左上)
岩澤さん(29歳・営業事務:トップ写真左下)
林さん(25歳・企画)

美容室でされて嫌だったことは?

-まずは美容師からの質問からいきましょう。

美容師:伊藤(以下伊藤、敬称略):ずっと来ていたお客様が、急に来なくなることがあります。美容師からすると、何が嫌だったのかわからないまま…。
技術が駄目だったのか、携わったスタッフの誰かに嫌な空気を出されたのか、飽きたのか、理由が知りたいんですよね。そこがわかれば、お互いもっといい環境になれるはずなのに、その関係が出来ていない現状があるので。

-なるほど、みなさんは美容室でされて嫌だったことはありますか?

「アシスタントが変わる度に、何度も同じ質問をされるのは疲れる」

岩澤:私、こう見えてあまり美容室で喋るの好きじゃないんですよね(笑)。「今日はどこ行かれるんですか?」みたいなその場だけの会話ならいいけど、「お仕事何されてるんですか?」っていう質問をアシスタントが変わる度に何度も聞かれてしまう。そうすると、ゆっくりしたくて行ってるのに疲れてしまうんですよね。

:私も、3人以上アシスタントさんが変わったときがあって、びっくりしました!
あと、カラーの後に髪を洗って10分以上放置されたときに、余計に髪が傷むんじゃないかと思って嫌な思いをしましたね。お店が忙しいと仕方ないのかもとは思うのですが。

伊藤:実は、DAMIAでもスタイリストによっては3人のメインアシスタントが仕事に入らせて頂くことがあります。 一人のアシスタントではお待たせしてしまうお時間もできてしまうので、そのメインアシスタントが関わることになっているんです。
そうすればアシスタントもいつも同じメンバーが携わりますし、チーム内で会話の内容だったりお客様に不快な思いをさせないように話し合ったりできるので…。
スタイリストが全て一人で担当させて頂くメリットもありますが、DAMIAではアシスタントを指名したいと言っていただけるお客様も沢山いらっしゃるんですよ。

美容師寺田さん(以下寺田、敬称略):カウンセリング時のコミュニケーション不足や、アシスタントが変わる度に何度も同じ話をしなくちゃいけないなど、今までのサロン営業を振り返ると、そういう部分があったなと思う節はありますね。


オーダーの伝達ミス

野口:最近、美容室を変えたんですけど、コミュニケーションのミスが理由です。 電話で予約をした際、「カットとカラー、パーマ」と言ったつもりだったんですけど、受付の人がカラーとパーマだけだと認識をしてしまっていて。
普通だったらカットで髪を整えてからパーマをかけるって思うじゃないですか?
でも、カット無しでいきなりパーマをかけられたので、「このお店はそういう順番なのかな」と思って進めてもらい、最後までカットをせずに終わりました。
そこで初めてカットのことを伝えたら、カットのことが伝わってなかったとわかったんですよね。結局後からカットはしてもらえたけど、なんか嫌な気持ちになって別の美容室に変えちゃいましたね。

岩澤:私も、普通は始めに「今日はカットとカラー・パーマだよね?」みたいに確認で聞いてくれるものだと思っています。


「帰ったらスタッフに伝えよう…」とメモする伊藤さん。

美容室に行ってうれしかったこと

「美容師さんに髪型を提案して欲しい!」

-では、美容室に行って嬉しかったことって何でしょう?

野口:おまかせしたときに、自分では思ってもみなかったヘアスタイルにしてくれた時は嬉しかった!

岩澤:例えば、水原希子の写真を持って行って「これにしてください!」とは言いにくい(笑)。したい髪型であっても芸能人の写真は恥ずかしくて持って行きにくいです。なので、美容師さん側に提案してもらえると助かります。

:自分でアレンジが出来ないから、カットに行くときにアレンジもしてもらったときは嬉しかったです。流行を提案してもらうのも嬉しいですね。

-ユーザーは「美容師さん側に髪型を提案して欲しい」という思いが強いようですが、美容師さん側は、流行は積極的に提案するようにしていますか?

伊藤:カウンセリングの時間は多めにとるようにしています。
その人がどうしたいのか、どんなことが嫌なのかなど話を聞いていくなかで、自分の好きな髪型よりも、仕事上こんな髪型にしたい、という思いがあるとわかれば、流行よりもその人の願望の髪型を提案します。
ファッションを見て明らかに「こういうのが好きそうだな」、と思う人が髪型に悩んでいるときは「最近は短めの前髪も流行っていてかわいいですよ」みたいな感じで、流行に関して軽いジャブを打つときもありますね。

-なるほど、ファッションを見て判断するときもある、と。

伊藤:そうですね、ファッション、雰囲気、話しているときの人柄から判断しますね。

寺田:「仕事に差し支えない髪型」というのもあって、その人が流行を求めて髪型を変えたいわけではないときもあるので、お話を聞いた上で人によって流行を提案するときもありますし、日常生活で生かせる髪型にしたいのであればそれに合わせてやっていきます。
そこは、人によって変えますね。始めから流行を提案すると押し売りになってしまうので。

帰り際のさりげない一言がうれしい!

-他にどんなことが嬉しかったですか?

岩澤:帰り際に「ありがとうございます」だけではなくて「また可愛くしますね」って言われたときは嬉しかったです。まぁ、男性美容師だったんですけどね(笑)。

:「また三ヶ月後に」って言われたのも嬉しかったです。「今回はありがとうございました」っていうその場だけの挨拶ではなくて、また来てくださいねっていう気持ちが伝わってきて。

-そういえば、帰り際に次回の予約を進める美容室がありますが、あれはどういう理由なんですか?

伊藤:「また来てもらいたい」というのと、「お客様が予約を確実に取れるように先に予約をしてもらう」という2つの理由があります。
前日や2、3日前に予約をするよりもお断りするお客様を減らせるので、そこを避けために進めているんですが…、やっぱり嫌ですか?

野口:無理なときは、「大丈夫です~」って言えばいいのでそんな嫌な感じはしなかったです。

岩澤:嫌ではないけど、「頑張ってるな」と思いました(笑)。でも、私は1週間前に行こうと思う派なので、う~ん。

お互いの意見も納得はできますが、まだまだ美容師とユーザー側には考えの違いに多少溝がありそうです。

続き「美容師xユーザー座談会Vol.2 意外な本音「安い美容室は選ばない」

【座談会シリーズ】
■美容師xユーザー座談会vol.1 美容室で本当のこと言える?
■美容師xユーザー座談会Vol.2 意外な本音「安い美容室は選ばない」
■美容師xユーザー座談会vol.3 恋人にも似たお互いの信頼関係は?
■美容師xユーザー座談会vol.4 美容師が教えるテーマ別ヘアアレンジ