ママ友、職場の人間関係の悩み!「距離感」がおかしい人の対処法

とても親切、自分のことをとても慕ってくれている…けれども最近その人の過剰な干渉がうっとおしくて…なんて経験はありませんか?

直接的な嫌がらせをされたわけでもないから邪険にもできない、また距離を置こうとすると言動がエスカレートしてひどくなる。

こうした人との距離のとりかたが分からない「距離なし」に困っている人は意外にも多いようです。

「距離なし」の具体的な行動は?

男女関係だと「ストーカー」に近いこの行動ですが、おもに同性間、特に女性同士で起こりやすいのが特徴です。 ママ友や子供のいる家庭の近所付き合いではよく問題に上がることが多いのですが、学生や独身の社会人女性の間でも「距離なし」の問題は勃発します。

・そこまで親しくないのに、いきなり「尊敬している」「憧れている」と距離をつめてくる。
・その割に見下したような発言をしてくる。
・少し親しくなると、やたら「尋問」や「アドバイス」が多くなる。
・口調は丁寧だけど、遠回しに性格や言動に対して批判をして、自分の思い通りに操ろうとしてくる。
・注意するとその場ではきちんと謝るが、行動の内容は変わらない。
・「好き」といいながら、わざと怒らせるようなことをしてくる。
・「あなたのためを思って」「あなたのために」といったおせっかいが多い。
・髪型や服装について逐一指導される。
・SNSを常に監視していて、コメントを頻繁に書き込んでくる。
・子供や夫など家族を巻き込んで親しくなろうとする。

「距離感がわからない人」というのは、あなたに「依存」している状態です。 誰かに干渉することで、自分の価値を高めようとしていたり、本当は自分の願望なのに相手がそう望んでいるはずだというすり替えをすることで、自己を肯定しようとしているのです。

こういった人は表向きは礼儀正しく常識的な行動をするので、あなたが「何だか様子がおかしいかも」と思っても最初は気のせいだと考えがちです。 また、誰かに相談しても「ただあなたのことが好きなだけなんじゃない?」「親しい友達ならそれくらい普通なのでは」と言われ、なかなかとり合ってもらえません。

相手はあなたのことを「とても親しい人」と思っていますが、あなたの方ではまだまだそおまで親しいと思っていない。こうした心の距離が次第にストレスになっていくのです。

心理学でいう「癒着」

こうした、人との距離感が分からなくなることを心理学の言葉で「癒着」といいます。 誰かと自分との境界線が分からず、相手の感情を自分のものとして錯覚してしまい、そのせいで過干渉になったり、人間関係の築き方が分からなくなってしまうのです。

この「癒着」というのは、おもに母子関係において使われる言葉です。 母親が子供に愛情を持つあまりに干渉したり、また逆に子供が母親にべったり甘えたりワガママを言ったりするのも「癒着」です。
子供の成績が悪いと母親が自分が否定されたような感じになって落ち込んだり、逆に教育ママになってしまう…など子供と自分との境界線が曖昧になるという「癒着」が引き起こす行動です。

これは、母子関係だけでなく、恋愛や友人などあらゆる対人関係で起こります。

相手のことを「一人前の人間」として認められないがために、やたらとおせっかいを焼いたり、相手のいたらない言動がまるで自分自身のことのように錯覚してしまう…。 そして次第に相手の何気ないことまで許せなくなってしまうのです。

どう対処すればいい?

2人きりになる機会を減らす

2人でどこかに遊びにいこう、家に遊びにいってもいい?という誘いを断り、なるべく大人数で付き合うようにします。 また普段の行動でも2人だけになるシチュエーションを出来るだけ避けて、プライベートな会話にならないように気をつけましょう。

主張をしない、同調や否定をしない

相手はあなたの思考を知りたがっていたり、興味を自分に引きたいと思っています。何かの話題をふってきても「そうなんだ」「よく分からない」といったあっさりとした対応をとりましょう。 下手に自分の感情的な意見を述べてしまうと、関係が深まったと誤解してしまいます。揉め事や悪口に対してもあまり反応せず、中立な立場を貫きましょう。

ネット上の相手の場合は相手にしない

最近ではSNSの交流が当たり前になり、顔も名前もわからないような「距離感のない人」も増えてきました。

顔が分からない分、デリカシーのない発言を繰り返すことも多いのですが、こういう人にとってはどんな反応でもいいからもらえれ「うれしい」となってしまいがちです。 そっけない返事、きつい返事どれをとっても「遠慮のない関係になれた」と勘違いしてしまいがちです。

こういったパターンはきっぱりと無視をする、ブロックや非表示対応をして毅然とした態度でのぞみましょう。

また、顔見知りの人でSNSをすでに教えてしまったという人は、ここできっぱりとやめてしまう、見る専門にしてどこにも一切書き込まない、というのも手です。

一度こじれると、周囲の人をも巻き込みかねない「人間関係の距離感」のトラブル。 そうならないためには、自分自身でとれる対策をうっておきたいですね。