容姿を笑われて衰弱してしまった犬

みなさんは「変な格好」「変な髪型」といって笑われた経験はありますか? 言う側としては何気ない一言…言われた側はその場ではなにげなくやり過ごしたとしても、後で心にずっしりとのしかかってきてしまいます。

この容姿の何気ない嘲笑は、男女問わず思いのほか心にダメージを負ってしまうものですよね。 容姿を笑われて傷つくという行為は、実は人間だけではなく犬も同じなのです。

トリミング帰りの犬が家族に笑われて寝込む

とある大阪府のお宅にいるポメラニアンのわんちゃん。 ポメラニアンはふさふさの毛がかわいいのが特徴ですが、トリミングをしないとかなりもっさりになってしまう犬種です。

そこで、家族は定期的にトリミングに連れていくことにしているのですが、その日は運が悪く見習いのトリマーさんにあたってしまったよう。

トリミングから帰ってきたポメラニアンは、毛がカクカクちんちくりんな格好に…。 もともと愛らしい容姿なので、このままでも充分かわいいといえばかわいいのですが、あまりの変身っぷりに家族は思わず笑ってしまいました。

すると、次の日からそのわんちゃんは食欲をなくし、散歩にもいけないくらい弱ってしまったのです。何かの病気にかかったのかと焦った家族は、急きょ動物病院へ。 そして、獣医からこういわれました。

「この子は今とても傷ついています。かわいいと言ってほめてあげれば治ります」

最初はびっくりした家族ですが、とりあえず不格好になった毛をきれいに整えて、獣医に言われたとおり「かわいい!かわいい!」と言ってほめてあげました。 すると、わんちゃんは1日もたたずに元気になったというのです。

犬は人間の感情を敏感に察知する生き物

犬は大昔から人間と信頼関係を結んでともに生活をしてきました。 かれらは人間と同じく社会性を持つ生き物で、意思疎通をするための感情表現も豊かです。人の感情を読み取って、行動でコミュニケーションをとろうとしています。

かれらは何をしゃべっているか詳しい人間の言葉はわからなくても、自分に対して今言われている内容が何なのか、敏感に察知するのです。

犬にもプライドがあるし、家族や大切な人からは「かわいい」とほめられたい…。 こういった気持ちは、人間だけでなく犬も同じなのです。

髪も動物の毛も容姿を美しく見せるポイント

みなさんは、美容室に行くときに緊張はしますか? キレイになりに行こう!と思ってはいるものの、初めての美容室だと、どんな人にどんな髪型にするのか分からずに不安になってしまう、という人もいるかと思います。

犬も個体によっては、トリミングに行く時は不安そうにします。 どこに連れて行かれるのか、何をされるのか!?という状態に置かれるのはとても怖いのです。 毛とはいえど自分の体の一部。そして、それによって人からどう思われるかが変わってしまう部分です。

「見た目」というのは生き物にとってとても大切な要素。 何気ない一言で相手を深く傷つけてしまいます。

社会でも学校でも「ちょっと面白い冗談のつもりだった…」なんてことがいじめにつながったりします。 人間でも動物でも、容姿への言及には充分配慮したいですね。