ドライヤー・ブラシによるスタイリング方法
ブローの上達はブラシ選びから
美容院で素敵に髪をカットしてもらっても、自分でのスタイリングが上手くいかないと、その日1日は気分が沈んでしまいます。スタイリングの上達のためには、まず髪質や長さに適したブラシを選ぶことから始めましょう。
3種類のブローブラシ
一口にブローブラシと言っても、使用目的別にいくつかの種類があります。
そのうち一般的なのはスケルトンブラシ、デンマンブラシ、ロールブラシの3種類です。腕の良い美容師さんなら、どんな髪質にどのブラシを使っても自由自在にスタイリングすることができます。
しかし、素人ではそう簡単にはいきません。髪質と目的に合った、使いやすいブローブラシを選びましょう。
スケルトンブラシ
歯の荒いゴツゴツとしたブラシで骨組みのような形から、別名ガイコツブラシと言われています。カチッとまとめるというよりもラフな感じのスタイリングに向いていて、自然なウェーブをキレイに出すことができます。
特にトップにフワリとしたボリュームを出したいなら、スケルトンブラシで根元からブローすると良いでしょう。
デンマンブラシ
デンマンブラシは、元々はイギリスのデンマン社製のブラシのことでした。それが、いつの間にか同じような形のブラシをすべてデンマンブラシと呼ぶようになったのです。柔らかめの素材でできているので熱も伝わりやすく、ストレートでクセのない髪のスタイリングに適しています。
毛先がどうしても広がってしまうなら、髪をたくさんとるようにしてブローすると、真っ直ぐに落ち着いたスタイルになります。
ロールブラシ
ブローがしやすそうに見えて、実は一番テクニックが必要なのがロールブラシです。
しかしその反面、ストレートでも癖毛でもどんな髪にも対応できて、使い慣れれば強い味方になります。熟練の美容師さんなら、ロールブラシが一歩あれば、あらゆるヘアスタイルを作ることができるのです。ただし素人が使いこなそうとすると、慣れるまでが大変です。
適したブラシで素敵なスタイリング
ドライヤーとブラシが一体になった物もありますが、これは髪に直接温風があたるのでおすすめしません。必要以上に水分が飛ばされて、髪が傷みやすくなります。
だいたい6cmから10cmくらいの幅のブラシを目安にして、ラフな感じが良いならスケルトン、ストレートヘアーならデンマンを選ぶと良いでしょ う。ロールブラシを使いこなすのは難しいですが、好きなように動かせるようになると強い味方になります。