花魁風の着物を美しく着こなすテクニック

「花魁風の着物」というのが、一時大流行になりました。成人式などで着て写真を撮っている画像などを目にしたこともあるのではないでしょうか。

賛否両論はあるものの、1つの「人気ジャンル」として確立してきているものも事実。そこでここでは花魁風の着物を美しく着こなすテクニックを紹介しましょう。

「花魁風」と「花魁」の違い

基本的な知識として知っておいてほしいのは、「花魁風」と「花魁」の着物はまったく違うということです。

江戸時代の資料などを調べると分かるのですが、娼婦の最上級であった花魁は、現在の花魁風の衣装とは違い、肩などを大きく露出することはありません。

そのため昔の資料にある花魁の着物の着方は、現在の花魁風とはまったく違うものであり、実はあまり参考にはならないのです。

花魁風に着物を着るための3つのポイント

花魁風に着物を着こなすために必要な点は、3つです。

・美しく着崩す
・派手なものを選ぶ
・下半身と上半身のバランスを考えて着る
この3つです。1つずつ見ていきましょう。

「美しく着崩す」というのは、花魁風の基本となるものです。肩の露出~胸元までをあけるスタイルが多いのですが、これをあまりにも露骨にしてしまうと下品さだけが際立ってしまいます。

また花魁風の場合は帯が前にくるため、バランスをとることが必要となります。ただ、このような着崩し方をすると、背中の部分が大きく膨らんで見えることになります。

このため花魁風の着付けは非常に技術が必要になりますが、花魁風という着物の着方自体が近年できてきた概念であるため、現実的には、「キレイに見せるように撮る」という解決策が打ち出されているのが現状です。つまり、着付けではなく、写真家の腕に任せるというものですね。

花魁風と花魁の共通点として、「派手なものを選ぶ」という点が挙げられます。花魁も豪奢な着物を見せることが必要であったため、華やかな着物が選ばれていました。一般的な着物では見劣りしますから、思い切って派手なものを選びましょう!

着物は、基本的にはかっちりしたデザインで着つけるものです。そのため、上半身を花魁風にして、下半身を普通の着物のように着つけてしまうと、バランスを大きく欠くことになります。

このように花魁風の着物というのは、実は一般的な着物以上に、着つける側の技術が問われるもの。できれば慣れた、腕の良い美容室を選びたいですね!