卒業式の袴はブーツと足袋、どっちがいい?

「袴とブーツ」と聞いて、昔懐かしい少女漫画を思い出す人もいるのではないでしょうか。袴にブーツでさっそうと自転車を乗りこなす姿は「ハイカラさん」と呼ばれ、賛否両論はあるものの、新しい時代の女性として描かれていました。

その反面、足袋は古式ゆかしく、上品な印象を抱かせてくれます。卒業式の時の足元は、足袋とブーツではどちらが良いのでしょうか?

足袋を履く時のメリットとデメリット

足袋に草履というのは、卒業式の袴姿において、もっとも基本的な姿と言えます。袴との親和性も極めて高く、上品な印象を与えてくれるでしょう。

特に写真を撮ったり、御座敷に上がったりするということであれば、ぜひ足袋を選びたいものです。特に、真っ白で一点のシミもない足袋というのは、見ていてとても清々しいものですよね。

ただ、足袋には大きなデメリットがあります。それは「寒い」ということ。日本の卒業式は、多くの場合、3月に開催されます。

東京などのように雪のない地方ならばまだマシなのですが、東北や北陸といった雪のある地方では、寒さに加えて雪の問題が…。この場合、「草履は持ち運んで、歩くのは靴で」というのが現実的な解決策になってしまいます。歩きにくいのは大きなデメリットです。

ブーツを履く時のメリットとデメリット

ブーツは、足袋に比べると歩きやすいというメリットがあります。昔の人や慣れた人ならいざ知らず洋装文化が根付いた今となっては、ブーツのほうが格段に歩きやすいと感じる人が多いでしょう。

また防水・防雪効果のあるブーツなら、冬の雪国も怖くありません。ただでさえ袴は、はき慣れていない人だと着崩れが心配になるもの。慣れたブーツならば、このような問題もクリアできます。

またブーツの場合、ヒールがあるため、結果的に足長効果を見込めることもメリットの1つです。

反面、ブーツというのは、それほど「きちんとした場所」には向きません。特に座敷に上がる場合、基本的には和装なのに、足元だけいつもの靴下というように、ちぐはぐな印象を抱かせることになります。

また、写真撮影の時などに難儀する可能性もあります。このため、ブーツを履いて卒業式にというのは、あくまで、「卒業式のセレモニーだけで解散」という時だけに使うと考えておくのが自然でしょう。

ブーツにも、足袋+草履にもそれぞれの良さがあるもの。じっくり考えて選びたいですね!