簡単!子供の肥満度チェック

ぽっちゃり体型の子どもは可愛らしいのですが、肥満かどうか親としては心配なところです。そこで簡単に子どもの肥満度をチェックできる方法をまとめました。

「肥満度」って何?

子どもが肥満かどうか確認する一つの基準として「肥満度」があります。肥満度は、子どもの体重が標準よりどの程度上回っているかどうかチェックするもので、「(実測体重-標準体重)÷標準体重×100」(%)の計算式で求められます。

標準体重は身長と年齢別に設定されていて、たとえば身長140cmの11歳男子の場合、標準体重は34.374kgです。もし実測体重が42kgなら計算式に当てはめると「(42-34.374)÷34.374×100」となり、肥満度は22.2%と算出されます。

計算が難しいときは、母子手帳などに掲載されているX軸に身長、Y軸に体重を示した「肥満度判定曲線」を利用してもいいでしょう。

どれぐらいなら「太りすぎ」なの?

一般的に幼児では肥満度15%以上を「太りぎみ」、20%以上を「やや太りすぎ」、30%以上を「太りすぎ」と判定しています。一方、学童では肥満度20%以上が「軽度肥満」、30%以上が「中等度肥満」、50%以上が「高度肥満」となります。

肥満度が20%を超えたあたりの「やや太りすぎ」や「軽度肥満」の場合は、それ以上体重が増えないよう注意しながら生活習慣の改善に努めます。一方、肥満度が30%を超えると健康面でも心配になってくるので、医師や保健所の指導を受けながら本格的な肥満対策に取り組む方がいいでしょう。

肥満度の高い子どもが抱える問題とは?

肥満度の高い子どもの中には、小児期から高血圧や脂肪肝、高コレステロール血症、糖尿病といった生活習慣病の合併症が見られるケースがあります。また、大人になったときに心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクを高めるのも心配です。

このような健康上の問題はもちろんですが、増えすぎた体重のせいで学校生活を積極的に取り組めなくなる傾向も見られます。運動に苦手意識があるとますます体を動かさなくなり、悪循環に陥る一方です。

太り過ぎた体格を他人から指摘されて傷つく子どもも多く、不登校になった例も数多く報告されています。子どもの肥満を解消することは、活力ある学校生活を送るために大事なことなのです。

「肥満度」で客観的な判断を

カロリーの高い食事の増加やゲームの普及で体を動かす機会が減少するなど、現代社会には子どもが肥満になりやすい要素がたくさんあります。一方で、周囲と比べて何となく自分の子どもが太っているように感じても、ダイエットさせようと思う親は少ないかもしれません。

そのため、対策が必要かどうかを「肥満度」の数値で判定し、客観的に子どもの状態を見ることが重要になってくるのです。子どもは自分で体重増加を止めることができません。子どもの肥満を放置するのではなく、生活習慣の改善などなるべく早く対策を取ってあげるのが親の努めではないでしょうか。