【要注意】生活習慣による肥満の原因

放っておくと生活習慣病にもつながる子どもの肥満。一番多い原因の1つが生活習慣によるものです。どのような生活習慣が肥満を招くのか考え、肥満の予防につなげましょう。

不規則な生活

不規則な生活を続けると体内時計がずれやすくなります。これはメラトニンの分泌低下によるもの。

メラトニンは太陽の光を浴びると分泌され、14~18時間後に眠くなるという働きをしますが、起きる時間や寝る時間が遅くなったり食事時間がまちまちといった不規則な生活は、メラトニンの分泌も狂わせてしまいます。

また、心身の発育に欠かせない成長ホルモンは眠っている間に分泌されるため、成長途中の子どもたちにとって睡眠はとても大切。ところが、体内時計が乱れると成長ホルモンも十分に分泌されず、代謝が悪くなったり食欲がなくなって、肥満につながってしまいます。

現代特有の動かない生活スタイル

現代の子どもたちは遊ぶ時もゲームが中心で家の手伝いもあまりやらないなど、普段から動かない生活になりがちです。加えて、都市部ではのびのびと遊ぶ場所の不足や防犯上の不安、住環境の悪化なども原因となり、外で体を動かして遊ぶことが少なくなっています。

一方、車で移動することの多い郊外型の生活では、子どもが学校から帰るとほとんど歩かないということも。過度な受験熱や習い事、友達と合わせるためなど、子どもが遊びの時間を持ちにくい環境にもなっています。

日ごろから体を動かさない現代の生活スタイルが、子どもの肥満の原因の1つになっていると言えます。

太りやすい家庭環境

親や家族が肥満の場合子どもも肥満になることが多いという統計があります。これは、その家庭の食事や生活スタイルなどの生活習慣が肥満の原因になっているため。

当然、同じ生活を送る子どもも肥満になりやすいということに。太りやすい食事を好み水やお茶の代わりにジュースを飲んだり、常に車で移動して体を動かす習慣がない、生活が不規則など肥満につながる生活スタイルを見直すことが大切です。

親が肥満に対する問題意識を持って改善する努力をしない限り、子どもの肥満も解消しにくくなってしまいます。

家庭の事情

時には家庭の事情が肥満の原因になっていることもあります。母親など食事を作る家族が仕事などで忙しく、食事が店屋物や買って来たお惣菜、外食など中心になると、高カロリーで栄養バランスも悪くなるため太りやすくなってしまいます。

また、留守番で1人で食事をすることが多いと、1人でいる寂しさからついお菓子などを食べ過ぎてしまったり、学校でのいじめなどが原因で食べ過ぎになることも。時間がある時に話をよく聞いてあげるなど、心のケアが必要になることもあります。

早寝早起きの規則正しい生活を心がけると同時に、家の手伝いや自分のことを自分でする生活で積極的に体を動かすことが子どもの肥満予防につながります。