子どもの肥満は親の責任!それはなぜ?

肥満の子どもが増えていることが問題視されるようになっています。太る原因は体質ではなく、家庭の食生活やしつけによるところもありそうです。そこで今回は、子どもの肥満を巡る親の責任について考えてみます。

家庭の食生活が子どもの肥満を左右する

子どもの肥満の原因は、家庭環境に関与しているのは言うまでもありません。特に食生活は、親の食に対する意識レベルに大きく左右されるでしょう。普段から野菜が少なく、揚げ物など脂っこいおかずが多い家庭では家族全員が太りやすい傾向になります。

スポーツなどで体を十分に動かしているのならいいのですが、そうでないのにご飯も多めに食べているならあっという間にカロリーオーバーとなってしまいます。

子どもは成長期だからご飯はたくさん食べて大丈夫、と楽観視するのではなく、太り気味が気になるときは食物繊維の多い食品や、カロリーの低い調理法を取り入れましょう。子どもが何を食べるかは親の判断によるので、肥満につながる食生活を断ち切る必要があるのです。

間食の管理をしないのはNG

幼少期はおやつを決まった時間に食べさせるのが理想ですが、お菓子やジュース類を子どもが欲しがるままに与える親が増えています。

我慢させて泣かれるより欲しがる物をあげてしまった方が楽かもしれませんが、お菓子の食べ過ぎでご飯を食べなくなったり、虫歯や肥満傾向に拍車がかかったりといった悪影響にも目を向けなければいけません。

おやつは子どもにとって楽しみの一つで極端に制限する必要はありませんが、だらだら食べることや制限なくたくさん食べることは止めさせましょう。また、寝る前の間食も太りやすいので厳禁。肥満の子どもに対しては、それ以上体重が増えないように親が間食の管理をすることが求められているのです。

生活習慣の乱れは親の無干渉から

肥満傾向にある子どもは基本的な生活習慣が乱れている、ということも問題視されています。子どもが夜遅くまで起きていても干渉しない、何時間もゲームすることを許しているなど、親がしつけを放棄しているようなケースも見られます。

結果、睡眠が不足して日中の活動が鈍ったり、体を動かす習慣がないため体力が低下したりと日常生活に支障が出るのです。子どもの自主性に任せるといえば聞こえはよいですが、学童期はまだまだ親の干渉が必要な時期です。

子どもが十分な睡眠と適度な運動を確保できるよう、親が気を配って時には口出しをしないと子どもの判断だけではうまくいきません。

責任をもって親が生活習慣の改善を

成長期にある子どもに食事制限でダイエットさせることは難しく、肥満になった体を元に戻すのは至難の業です。学校で動いてたくさん遊べば自然と体も引き締まるだろう、と考えるのは間違いで、生活の場である家庭の食生活やしつけが改善されない限り、子どもの肥満を断ち切ることはできません。

健康上の問題だけでなく、思春期や大人になるにつれて肥満であることは大きなコンプレックスにもなっていくので、できるだけ早く肥満を解消する対策が必要になります。「子どもが太りやすいのは体質のせい」と片づけるのではなく、親が責任を持って生活習慣の改善を図ってあげましょう。