【要注意】睡眠不足による肥満の原因

睡眠不足は肥満の原因になるので要注意です。睡眠不足をなくして肥満を予防するには睡眠不足と肥満の関係をまず知っておくとよいでしょう。子どもの睡眠不足がなぜ肥満の原因になるのか?についてお話します。

睡眠時間が短い子どもほど肥満になってしまう

最初に、睡眠時間と肥満の関係を調べたものをご紹介しましょう。米国の調査では3歳のときに睡眠時間が短かった子どもほど、その子が7歳になったとき肥満になっている率は1.5倍ほど高かったそうです。

また、日本の6歳~7歳の女の子を対象にした調査でも睡眠時間が8時間未満の子は10時間以上の子より肥満になる可能性が2倍以上高かったといわれています。さらに、3歳のときの睡眠時間が9時間以下だった子は11時間以上の子に比べて10年後の肥満になる率は1.6倍高いこともわかっています。

睡眠時間が短い子どもは今は肥満でないとしても将来的に肥満になる可能性が高く、睡眠不足は肥満になる危険因子といわれています。

子どもの夜型化による成長ホルモンへの影響

睡眠不足が肥満につながる原因の一つは、睡眠中に分泌される成長ホルモンの影響が考えられます。成長ホルモンが十分に分泌されるには、22時~3時頃までにしっかり眠っていることが必要です。

しかし、夜型で寝るのが遅くなると成長ホルモンが十分に分泌されず、身長が伸びにくいなど発育に影響がでてしまいます。また、成長ホルモンが低下すると脂肪の分解が低下して脂肪が蓄積しやすくなります。

さらに、子どもが肥満になると成長期が終わるのが早まる傾向もあり、成長ホルモンが分泌されくくなって身長の伸びが止まってしまうことがあります。

睡眠不足の状態は食生活が乱れやすい

大人たちの夜ふかしや仕事の関係などで帰宅が夜遅くなると、子どもも寝るのが遅くなってしまうことがあります。十分に睡眠をとれない状態では寝不足になるか、睡眠時間は確保できても起床時間が遅くなるなど生活リズムの乱れが起こりがちです。

寝不足の状態では食欲が出なかったり、食べる時間もないために早食いになったり、朝食をきちんと摂ることが難しいですね。欠食や早食いは過食になることも多く、食生活の乱れは肥満につながります。

代謝ホルモンのバランスの乱れにも影響

睡眠時間が短いと代謝ホルモンのバランスが乱れやすく、食べ方などに影響します。睡眠不足になると食欲を抑えたり、代謝を促すレプチンというホルモンが減少し、逆に食欲を促進させるホルモンのグレリンが増加します。

グレリンが増えると、甘いものやこってりしたものが食べたくなったり、食欲がわいて過食になることも。また、不規則な生活による睡眠不足の状態では体内時計が十分に機能しないため代謝も落ちてしまいます。代謝バランスが乱れると疲れやすく、運動不足にもなります。

この機会に大人の生活リズムも見直してみましょう

睡眠不足による生活リズムの乱れを防ぐには、朝になったら光を浴びて体内時計をリセットしましょう。また、子どもにとって授乳期のリズムはその後の離乳食のリズムに影響するので乳児期からの生活リズムが重要です。

子どもの生活リズムや生活習慣は大人の影響が大きいので大人自身の生活の仕方を振り返り、可能な範囲で整えるようにしましょう。子どもの肥満を防ぐには、子どもが睡眠時間を十分にとるほかにテレビを見る時間を決めたり、家族で一緒に食事をすることなども心がけてください。