うっかり日焼け!肌トラブルを防ぐアフターケアのポイント

日焼けした肌はとても無防備。日焼け後のケアを怠ると肌の発赤や皮むけだけでなく、シミやシワなど肌の老化を加速させる可能性もあります。肌ダメージを最小限に留める日焼け後アフターケアをご紹介しましょう。

まずは「冷やす」が一番!

日焼けはヤケドの一種です。したがってヤケドと同じく日焼け直後の火照った肌には「冷却」が一番。しかし、肌を冷やす前は化粧水やクリームを塗らないようにしましょう。特に美白効果を持つ化粧品は刺激が強いものが多いため、日焼けが悪化する危険があるのです。

もし外出先で日焼けをしてしまったら、帰宅後すぐに冷やした保冷剤をハンカチに包み、患部にあてて冷やしましょう。背中など、広範囲の日焼けならば濡らしたフェイスタオルを使って冷やすのもよいでしょう。

また、顔の日焼けには冷蔵庫で化粧水を冷やし、シートマスクやコットンにたっぷりとしみこませたものを使って冷却パックを行うと効果的です。

「保水」で乾燥を防ぐ

次に行いたいケアは「保水」です。日焼けした肌は水分が奪われ極度に乾燥した状態です。普段使う量の2~3倍の化粧水をつかってしっかりと肌に水分を補給しましょう。

化粧水をつけるポイントは引っ張る・叩く・こするといった刺激を肌へ与えないこと。両手に化粧水をなじませて、軽く押しあてるようにつけましょう。

日焼け直後に使用する化粧水は刺激が少ない温泉水や敏感肌用のものを選ぶことがポイント。しかし、「保水」だけでは水分が蒸発してしまうため、乳液やクリームでふたをすることも大切です。

洗顔やシャワーも優しく

日焼け後の肌は少しの刺激で皮がむけるなどの肌トラブルを起こしやすい状態です。

そのため、顔や体を洗う際には「こすらない」ことが大前提。火照りが治まるまではシャワーの水圧は弱めに、また、洗顔料やボディーソープを使う際にはたくさんの泡で包むように洗うとよいでしょう。

また、洗顔やシャワーの後のアフターケアにも注意が必要です。タオルを使う時には軽く押しあてながら水分を拭き取りましょう。けしてゴシゴシこすってはいけませんよ。

また、身体の日焼けには、身につける衣服にも気をつけたいもの。後ろ首にあるタグがこすれて皮むけの原因になる場合もあります。衣類もなるべく肌に刺激を与えないものを選びましょう。

体の内側からケアする

日焼けは食べ物でケアすることも可能です。ビタミンCは肌の代謝を活性化させると同時に、メラニンの生成を抑える働きがあります。同時にビタミンEを摂取すると、肌の回復力をアップさせることができます。

ミネラルウォーターやスポーツドリンクで、体そのものの水分補給を行なうことも重要です。

このように、日焼け後のケアは、「冷却」、「保水」、「こすらない」の3ステップに加え、食べ物で身体の内側から肌をケアすることが重要なポイントです。しかし、もっとも大事なことは日焼けをしないこと。

これから向かえる夏に向けて、しっかりと紫外線予防対策の準備を行うことも大切です。