むくみ・老廃物・リンパ
ダイエットにも!老廃物を流すカッピングの効果!
エステや美容整体などで長年注目されている「カッピング」。昔から定番の美容方法でもありますが、その実際については知らない人も多いのではないでしょうか。今回の記事でカッピングについてさらに理解を深めてみましょう。
カッピングとはどんな施術なの?
カッピングは「吸い玉」という別名があるとおり、背中やお腹にカップ状のガラス玉を真空状態にし、肌に吸着させます。一定時間肌に取りつけ、皮膚や皮下脂肪などを刺激することで滞った血液やリンパ液の流れがスムーズになることが期待できるとされています。
注意点としてカップ内を真空状態にし、皮膚を強く引っ張り上げることになりますので、体調の優れない時や肌に疾患のある時などは施術をすることができません。また、しばらくの間(数時間~1日程度)カッピングのあとは目立ちますので、背中やおへその出る服をこれから着る予定がある日は避けた方が賢明でしょう。
カッピングの効果とは
カッピングによって血液やリンパ液の流れがスムーズになると、脂肪や筋肉に残った老廃物も体外に排出されやすくなり、結果血液の流れに影響される冷えやむくみの改善につながった、という報告もあります。カッピングそのものに痩身効果はありませんが、カッピングを継続することで、体の中が正常化することにより痩せやすい体に近づけることが期待できます。
カッピングをする箇所は、東洋医学に基づく経路を基本としている場合が多いです。体の疲れの改善や筋肉の増強にも少なからず効果を与えていると考えられています。
カッピングの一般的な手順は?
サロンで施術するか、美容整体で施術するかによっても変わりますが、基本的な流れとしては・体を温めてほぐれやすいようにする(シャワーや温タオルなど)
・疲れやコリが溜まっている箇所に吸引を行う(3-5分程度)
・ハンドトリートメントやマッサージをする
という内容で行います。カッピング自体はそれほど時間を要さないのですが、アフターケアをしっかり行ってもらえるサロンだと施術後も目立ちにくくなるため、それなりの時間の余裕は持っていくことをお勧めします。
平均的なカッピングの回数とは?
平均的なカッピングの施術回数にはその人の体の疲労度などで差異がありますが、週に一度程度の施術をするサロンが一般的なようです。ちなみに、スポーツ選手などは、練習の後に疲労物質が溜まらないよう毎日施術するケースもあります。(激しい運動の直後は避けます)
施術初回はあざのような濃い紫のあとが出る人が多いことも特徴です。皮下脂肪や血管が凝り固まっているため、必要以上に吸引されてしまうことに起因します。皮膚に痛みやかゆみがなければ心配はいりません。何度か施術するとその色合いがだんだん薄くピンク色になります。ピンク色になれば施術のサイクルを長めにしても代謝がよくなってきている頃でしょう。
痩せるためではなく、痩せやすくするために
カッピングの内容を改めてみてみると、あくまでカッピングは痩せやすい体づくりのための効果が期待されているのであって、それだけでは痩せないことが理解できるはずです。「吸引」という作業はありますが、あくまで血液やリンパ液の流れに対して刺激を与えるための施術。脂肪がすぐなくなる方法ではありません。
ただ、健康的にご飯を食べてそれなりに運動しても、現代人の生活ではどうしても限界があります。「自分で最低限頑張るから、その効果を大きくしたい!」という人にはカッピングはおススメできる施術といえそうですね。