抜け毛・薄毛の対策とケア
人毛・人工どちらがいいの?ウィッグの選び方
ウィッグには人毛タイプと人工毛タイプがありますが、どちらがいいのかわからない人は多いのではないでしょうか。今回は、人毛タイプと人工毛タイプのウィッグ、それぞれの質感や手入れの簡単さ、価格差など、徹底比較します。
人毛ウィッグのメリットとデメリットとは?
より自然な髪質を重視するなら人毛に匹敵する髪はありません。光沢や手触りはもちろんのこと、縮れにくく、パーマやカラリング、自分の髪のようにヘアスタイリングも可能です。
一方で、脱色してから染色した毛を使用することが多いため、半年から一年ほどで色が落ちてしまいます。また、ほつれやすく、人工毛と比較してセットに時間がかかることがあるため、お手入れが面倒に感じることもあるでしょう。
気になる価格ですが、既製品かフルオーダーであるかにも大きく金額に差が出ますが、人工毛より割高のことが多く、製品によっては数十万円します。
人工毛ウィッグのメリットとデメリットとは?
昨今では人毛と区別がつかないくらい精巧に作られた人工毛も多いですが、一般的に人毛より安価に販売されています。また、人毛のような色落ちの心配もなく、軽めなので長時間装着していても負担に感じないでしょう。さらに、乾くのが早く、クセもつきにくいため手入れが簡単です。
とはいえ、光沢が強い、自毛となじみにくい、ごわごわする、熱に弱く縮れやすい素材もあります。なお、パーマやカラリングはできないので、色を変えたいときは買い換える必要があります。
注目!ミックス毛ウィッグとは?
ファッション感覚でウィッグを使用する人が増え、最近では人毛と人工毛両方のメリットと価格面のバランスを考慮して作られたミックスタイプが人気を集めています。
ミックスタイプのウィッグは人毛の風合いを活かしつつ、軽くて通気性がよく、手入れが簡単なのが特徴です。人毛の割合はメーカーや製品によりさまざまですが、人毛100%に近いクオリティの製品が手頃な値段で販売されるようになってきました。
なかには、人工毛に形状記憶機能を持たせて人毛の自然さにより近づけているウィッグや、人毛のようにカラリングできるウィッグも登場してきています。
毛の質だけではない!ウィッグを選ぶポイントとは?
ウィッグは人毛だから必ずしも自然なヘアスタイルが実現できるわけではなく、既製品・セミオーダー・フルオーダーによってもフィット感に違いが生じます。また、ウィッグの製作方法には機械植えと手植えがあります。
一般的に、機械植えのほうが髪のボリュームが多く、重量が重めになりがちですが、手植えより安価です。一方で、より自然な髪の流れを重要視するなら手植えのほうが軽くてふんわりしていますが、カスタムの場合は製作期間が予想以上に長くかかることがあります。
ひとくちにウィッグといっても色々な種類がありますね。髪質や付け心地、価格など、自分の希望に近い製品を選んでお気に入りのウィッグを見つけましょう。