子供に起こる脱毛症 その原因と対策

脱毛症と言えば大人にだけ起こる問題と思われていますが、実は子供も脱毛症になります。子供の脱毛症は、まだ精神的に整っていない心に傷を付けてしまいます。それを目の当たりにする親にもショックを与えます。

子供に起きる脱毛症の原因

原因は「ストレス」か「自己免疫疾患」によるものです。現代社会において、ストレスを受けない環境はありません。子供においても例外ではなく、日々の小さなストレスが積み重なって、脱毛症を引き起こすのです。髪の成長を促すホルモンは精神面の影響を受けます。精神面がまだ弱い子供にとって、ストレスは抜け毛に影響しやすいのです。

また、自己免疫疾患(アトピー体質など)の子供にも起こりやすいです。これは、髪を作る細胞にリンパ球が過剰に反応することで起こります。発症の引き金となる原因が特定されていないため、発見が遅れやすいです。

円形脱毛には3タイプあり、いずれの原因も円形脱毛を起こします。

・単発型→1~2ヶ所程度、部分的に抜ける。(稀に多発型に発展する)
・多発型→全体的に数ヶ所抜ける。(回復へ向かっても繰り返し発症しやすい)
・全頭脱毛症→多発型が進行し、全体的に広く脱毛する。(さらに進行すると眉毛や全身の毛も抜ける)

と、大別されます。

単発型は自然に治る場合が多いので、特に悩まなくても大丈夫です(多くは1年以内に治ります)。多発型・全頭脱毛症は長期的な治療を必要としますので、早めに皮膚科の専門医を受診して下さい。

※多発型・全頭脱毛症は放置しないで下さい。運動しないと筋肉が衰えるように、髪の細胞も、髪を作っていないと髪を作ることを忘れてしまい、2度と髪が生えなくなります。

子供に起きる脱毛症の対策

まずはお子さんの髪をよく見るようにして下さい。ただ見るだけですと、抜けたかどうかはわかりませんので、枕をチェックしましょう。脱毛症になっているならば、枕にたくさん毛が抜け落ちていて日に日に増えるはずです。それが疑われたら、すぐに頭皮をチェックします。

何より早期発見が一番の対策で、治療も早い段階から開始できますので、回復の可能性もグッと上がります。

次に精神面のサポートをしっかりしていきます。抜けてくると、子供本人はやはりショックを受けます。ここで親は決して悲観的にならず、明るく元気に振舞い、子供に元気を与えてあげましょう。子供がマイナス思考に陥ると、脱毛が悪化します。

そして、髪の細胞に栄養がたくさん届くよう、バランスの良い食事を作ってあげましょう。果物・緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA・Cには精神安定効果が、カルシウム・ビタミンD・Eには対ストレス効果があります。タンパク質(アミノ酸)・ミネラルを積極的に摂ると、髪の細胞が活発に働きます。

また、充分な睡眠も大事な対策です。脱毛症で精神面が弱っている状態なので、熟睡できるかがポイントになります。子供の不安を和らげてあげ、熟睡できるようサポートしてあげて下さい。

子供自身がケアをするというより、親のサポートがそのまま対策になります。皮膚科の専門医から治療を受けるのはもちろんですが、それだけでは回復は遠のきます。

子を想う親の気持ちは、きっとお子さんの心を安定させ、回復へのきっかけとなります。脱毛症に悩む家庭は、親子二人三脚で回復を目指してください。