トリートメントの選び方・使い方
トリートメント セルフケアとプロケアの違いは?
トリートメントは表面をコーティングするリンスと違い、髪に栄養を補給して健康な状態に近づけます。ドラッグストアやスーパーなどにはたくさんのトリートメントが販売されているので、手軽にセルフケアができます。
美容院でもトリートメントはできますが、セルフケアとプロケアの違いは何でしょうか?どれくらいの頻度で、美容院へ通えば良いのでしょうか?
自力再生できない髪
髪の細胞は、生きてはいないことをご存知ですか?髪の細胞で活動している、つまり生きているのは生え際だけで、長く伸びている部分の細胞はもう役目を終えています。
つまり、伸びてからの髪が傷むと自分自身の力ではダメージを修復することができません。しかし、パーマやヘアカラー、紫外線など、髪はいつも危険にさらされています。傷んだ髪を修復するには、外部から手助けをしなければならないのです。
自宅でできるトリートメント
細やかなヘアケアを心がけるのなら、シャンプーのたびにセルフトリートメントをするのがベストです。自宅でできる市販品のトリートメントは、栄養の浸透率が低くコーティング剤が多く含まれています。髪の芯まで栄養が浸透しないので、回復力も弱くなります。
セルフトリートメントで髪のツヤが出て指通りも滑らかになるのは、コーティング剤の作用が強く出ているのです。自宅でできるトリートメントは、髪の保護がメインと考えても良いでしょう。
美容院でのプロケア
美容院で売っているトリートメントは、必ずしもプロが使っているとは限りません。美容師がお店で使うトリートメントは、あくまで施術用で一般のお客様には販売していません。市販品と違い、栄養補給を主とするトリートメントです。
髪の芯まで栄養や油分を浸透させて、ダメージヘアを本来の髪の状態へ近づけているのです。セルフケアでは、髪の内部まで栄養を浸透させることができません。
定期的なトリートメント
どれくらいの頻度で、美容院でのトリートメントをすれば良いのか。これは、髪の状態にもよるので一概には言えませんが、概ね1ヶ月に1度で髪を良い状態に保つことができるでしょう。
美容院では、1人ひとりの髪の状態を見極めて、傷みに応じたトリートメント剤を選びます。パーマやヘアカラーをする頻度によって、髪のダメージはかなりの違いがあります。傷みが激しい場合は、2週間に1回程度のトリートメントが良いかもしれません。
バサバサな髪でもあきらめない
髪が傷んでバサバサになっても、嘆いてばかりではいけません。自分でトリートメントをして結果が思わしくなくても、美容院でプロの手にかかればかなりの回復が見込めるはずです。
髪の傷みは人により違い、自分ではどれだけ傷んでいるのか判断はできないものです。美容院で、プロの目で見てもらって、適切なトリートメントをすれば、しなやかな髪が戻ってくることもあるのです。