傷みをおさえてクセ毛をストレートにする方法

クセ毛に困っている人は、何とか少しでも髪のクセをとろうと苦労しています。

しかし、パーマや縮毛矯正では髪が傷むからと、上手く対策が立てられない事もあります。最近登場してきたトリートメントストレートだと、髪を傷めずにクセをとることがきるのでしょうか。

髪のクセの原因

毛穴にある毛根が歪んでいると、生えてくる髪が歪みのクセをもって長くなり、いわゆるクセ毛になります。

多くは、遺伝などの原因で生まれつき毛根が歪んでいますが、中には頭皮の過度の乾燥などの深刻なダメージの影響で形が変わることもあります。

すでに生えてしまった髪のクセをとることはできますが、先天的な毛根の歪みは現在のところ治すことができません。

髪のクセの仕組み

髪は、3層構造になっています。

内側からメデュラという柔らかいタンパク質、髪全体の85%から90%を占めるコルテックス、そして鎧のように髪を守るューティクルです。

クセがでるのは、コルテックスの2列のタンパク質の結合に係わってきます。歪んだ毛根から生える髪は、2列のタンパク質(オルトコルテックスとパラコルテックス。それぞれの性質として、オルトはシスチンを多く含み柔らかく親水性。一方のパラはシスチンが少なく硬く疎水性。)のバランスが異なって結合しているためです。

毛髪の片側だけが引きつった状態なので、その分よじれた髪が生えてきます。これが、クセ毛の正体です。

髪のクセのとり方

パーマは、薬品の力でタンパク質の歪んだ結合を一時的にほどいて、クセを伸ばした状態でもう一度結合させる技術です。普通のコールドパーマだと、比較的弱い薬品を使うので一時的な効果しかなく、1~2ヶ月で髪のクセは元に戻ってしまいます。

縮毛矯正だと、特殊な薬品とアイロンの熱の力で強力にタンパク質の掛け違えを治します。それほど強い縮毛矯正でない場合は、パラコルテックスにシスチンを補充(シス系の含有が多い薬剤を使用)することにより、タンパク質のバランスを整えてうねりの原因を緩和します。つまり、場合によってはアイロンを必要としない施術があり、アイロンの熱によるダメージが発生しないこともあります。施術を受けた髪は半永久的にストレートになりますが、新しく伸びてきた髪はクセ毛のままです。

ブロー&アイロン前に、熱から毛髪を守る洗い流さないとリートメントなどを使用することで、多少はダメージを軽減できますが、いずれもパーマ液や矯正用の薬品、アイロンの熱のせいで、髪がとても傷んでしまいます。

栄養補給でストレートに?

髪の毛は、生えてきている毛根の部分の細胞は生きていますが、すでに生えてしまって伸びている部分の細胞は死んでいる状態にあります。死んだ細胞は活動していませんから、髪の毛自体は自己修復をすることができません。

最近では、毛髪内にips細胞があり、それを培養することによって修復が可能と唱えている学者やメーカーもでてきていますが…。

いずれにせよ、1度傷んでしまった髪の毛を回復させることは難しいということです。

トリートメントストレートは、そんな髪の毛に栄養補給をしながらストレートにすることで、髪の傷みを防ごうというものです。トリートメント剤を塗って少しおくだけで、ツヤがありクセのない髪になります。

傷みを最小限に

一般的に、トリートメントで栄養補給をしただけでは、髪のクセをとることはできません。

現在、使用しているサロンは少ないですが、トリートメントストレートの中にはごく薄く髪を伸ばすための薬剤が入っているものがあります。トリートメントと同時に軽いパーマをかけることで、クセのないストレートとツヤのある髪を実現しているのです。

トリートメントだからといってやり過ぎると髪を傷めてしまう可能性があるので、使用されている成分を確認し、施術の頻度には注意しましょう。