妊娠(妊婦)・出産・産後のヘアケア
【妊娠・出産】どの髪型が楽?メリット・デメリット ~ロング~
せっかく伸ばしてきた長い髪。妊娠や出産を経ても、そのままロングヘアをキープしたいという人も多いことでしょう。今回は妊娠、出産、産後とシチュエーションを考えながらロングヘアのメリット、デメリットを考えてみます。
出産前にロングヘアをやめる人が多い?
妊娠中にロングヘアの人は、「今のうちに切ったら?」と周囲からカットを薦められることも多いかもしれません。実際、多くの女性が出産前に髪を短くする傾向にあります。
それは産後、赤ちゃんのお世話が大変で自分の髪を乾かしたり、ブローしたりする時間がなかなか取れないから。シャンプーするだけでもロングヘアだとショートヘアに比べて時間がかかってしまいます。
また、産後は美容院に行く機会も限られるため、なかなか髪を切れない、という事態にも。そのため、あらかじめ出産前に髪を切っておこう、という人が多いのです。
ロングヘアはまとめてしまえばOK
一方で、ロングヘアのメリットと言えば、簡単にまとめ髪が作れること。短い髪だと普段のお手入れは簡単そうですが、寝ぐせが付きやすく、こまめに美容院でカットしないとスタイルが維持できない、といった悩みもあります。
その点、ロングヘアは多少の寝ぐせや伸びた感じがあっても、束ねてしまえばごまかせるというのが便利です。出産のときもくくっておけば邪魔になりません。
また、産後、病院や家に赤ちゃんを見に来る人と会うときも、ささっと横束ねにしてしまえばOK。シャンプーやドライヤーに時間がかかっても、ヘアスタイルをまとめやすいのはロングならではのメリットです。
産後の髪質の変化には要注意
産後は女性ホルモンの影響で抜け毛が増えますが、ロングヘアの場合、抜け落ちた髪の毛の量が多く見えて驚く人が多いようです。また、赤ちゃんのお世話で忙しくて、ちゃんと三食食べる余裕がない人や授乳中の人などは髪の毛に栄養が行きわたらず、パサパサしたりごわついたり髪質が悪くなりがち。
特にロングヘアの場合、髪の傷みが目立ちやすいので注意が必要です。産後は自分のことに構う余裕がない人が大半ですが、バランスのよい食生活やトリートメントを使ったヘアケアを意識したいものです。
美容師さんと相談してパーマをかけておく方法も
産後もロングヘアでオシャレなスタイルをキープしたい、と思うなら、出産前にデジタルパーマや縮毛矯正パーマをかけておく、という方法もあります。
デジタルパーマは形状記憶力が高く、通常のパーマより長持ちするという利点があるので子育て世代のママにはおすすめです。ただし妊娠中はパーマ液に敏感になっていたり、お腹の赤ちゃんへの影響を心配したりする声もありますので美容師さんとよく相談して決めましょう。
産後のロングヘアは大変だという意見が多く聞かれますが、実際には大好きなロングをそのまま維持した、という人も多いようです。気に入ったスタイルで産後をストレスなく過ごせるようにしたいですね。