子供の抜け毛が多い、その2つの理由を考える

「子供の抜け毛が多いこと」を悩む保護者の方もいるでしょう。ただ、ここで言う「抜け毛」には2つの意味があります。自然な抜け毛、気を付けるべき抜け毛。両方の意味を考えていきましょう。

自然に抜け落ちる抜け毛について

まず1つめは、「自然に抜け落ちる抜け毛」のことです。

例えばシャンプーの時、あるいは日常生活のなかで自然に髪の毛が抜け落ちる、というものですね。

この本数が非常に多いと、保護者も心配になってしまいます。しかしこの場合、実は考えすぎであることがほとんどです。というのも、子供の髪の毛というのは、1日に100本程度は抜け落ちるものだからです。夏の間などは200本以上抜ける、ということも珍しくありません。

「子供」という言葉は非常に幅広い意味を持ちますが、赤ちゃんならば寝ている姿勢が多い為髪の毛がすれて抜け毛が増えますし、中学生くらいになれば大人と同じような抜け毛の本数になります。

そのため、このケースの場合は、ほとんど心配する必要はありません。もし、毛束でごっそり抜ける、というようなことがあれば、そのときは病院にかかりましょう。

ストレスからの「引き抜き」

上で挙げた例とは違い、気を付けたいのが、「自分で髪の毛を引き抜く」というものです。

これは幼稚園から小学校くらいまでの時期に起こることが多いとされており、非常に危険なものです。

「抜毛癖」とも呼ばれているこの引き抜き癖は、多くの場合、心理的なストレスが原因とされています。本人は無意識なことが多く、人から言われて初めて気が付く、というケースもあります。

分かりやすいケースでは、「下に新しく弟妹ができて、親の注意がそちらに行ってしまった」というものが挙げられます。

長子の場合、今まで親の愛情を自分一人だけで受けていたのに、新しく弟妹ができたことによって、注目がそちらに行ってしまうことにストレスを感じることがあり得ます。しかし子供ですから、それをうまく言語化することができません。

そのため、表出方法として、この「抜毛癖」がでてしまうことがあります。小学生などの場合は、学校のストレス(いじめなど)が原因になっている可能性もあります。

いずれにせよ、この「引き抜き」が出た場合は、保護者が注意深く接し、場合によってはカウンセリングなどにかかることが必要になってくるでしょう。その場合は、精神科医や皮膚科医を選ぶのが正解です。