子供の毛が大量に抜けた!もしかしたら病気かも?

最近は子供の抜け毛で病院を訪れる母親が増えているといいます。大人社会のストレスは子供社会にも反映され、子供の頭皮環境にも大いに影響を与えているのかもしれません。子供の明るい将来のために、抜け毛対策には奮闘したいものです。

抜け毛の子供にはまず病院へ。

頭髪には成長している毛髪(成長期)と休止している毛髪(休止期)があり、休止期の毛髪は徐々に抜けていき、1日50~100本くらいは抜けるのが普通です。

強いストレスや栄養不足、病気などがあると大量に抜け、頭皮が露出することがあります。しかし、子供の毛根は死滅しないので、大抵の場合、回復することが可能です。

大抵の場合と書きましたが、怖いのは頭部白癬(はくせん)です。これはネコなどに住み着いている真菌(カビ菌)が、人の頭髪に感染、寄生することで毛髪が抜け落ちて起こる脱毛症です。

これは、学校や人が集まる場所などで人から感染することもあります。頭部に親指の頭くらいの脱毛部ができ、その表面は乾燥してフケが付着し、白っぽく見え、若干のかゆみを伴うのがこの症状の特徴です。

見た目は円形脱毛症と似ていますが、うっかり塗り薬を使うと悪化し、重症になると永久に脱毛したままになってしまうので注意が必要です。まずは、病院へ行き、頭部白癬の治療薬を処方してもらいましょう。再発を防ぐために、原因となったペットも獣医さんに診てもらいましょう。

特に今増えていると言われる円形脱毛症は、休止期の毛髪が増えてそれが一ヶ所に集中するために、円形に毛髪が抜けていきます。原因はよくわかっていませんが、ストレス説が有力です。

有名科学者の弟子の小学生の孫が、祖母から「立派なおじいさんの孫にふさわしい東大へ入りなさい」とプレッシャーをかけられて、全面ハゲになったという話もあります。

最近では、毛根の周りにあるリンパ球が何らかの原因で脱毛を引き起こす自己免疫疾患という説も出ています。円形脱毛症の治療は血行を良くする塗り薬で、3~6ヶ月で徐々に毛が生えてくるそうです。

抜毛癖(ばつもうへき)は頭髪、眉毛、まつ毛などを抜く癖で起こる脱毛症です。特に利き手側に多く見られ、頭皮の露出は円形脱毛症ほどはっきりしたものではありません。欲求不満のはけ口として無意識に抜くのが原因だそうです。塗り薬などの治療は、特に行われていません。

円形脱毛症も抜毛癖もストレスが深く関係しているようですから、一度子供の精神状態に向き合ってあげるのが先決です。

現代の子供社会のストレスも並大抵ではなさそうです。いじめや受験、友達やクラスメートとの人間関係、家庭での人間関係などに目をやって、子供目線でコミュニケーションをとってあげましょう。

ストレスを克服して子供らしいフサフサの髪を取り戻せば自信がついて、もしかしたら成績が上がるかもしれません。将来、何かの困難に直面した時に、今回対処に成功したことを思い出して、たくましく生きていくきっかけにもなります。

大人と同様に食生活、生活習慣、頭皮ケアも大切

インスタント食品やお菓子が増えていませんか。タンパク質、亜鉛、銅、各種ビタミンといった健康な頭皮のために特に必要だとされる栄養素は、もちろん子供にも必要です。肉、魚、ゴマ、海藻、イカ、納豆などを含むバランスのとれた食事を心がけてあげましょう。

塾通いで十分に睡眠がとれないという話を聞いたことがありますが、良質な睡眠がとれるように調整してあげたいものです。ゲームに夢中になって運動不足というようなことも良くないですね。

シャンプーで頭皮を清潔に保ち、頭皮マッサージやパッティング(専用ブラシが市販されています)で刺激を与え、スカルプローションで頭皮に栄養を与えましょう。毎日のケアもストレスのケアも、無理なく根気強く続けていくことが大切です。