抜かないで!前髪の白髪を目立たなくするケア方法

白髪の量もまだ少しだから大丈夫、と思って抜いて処理をしていませんか?その対処法は、将来後悔する結果となってしまう場合があります。

白髪の原因は?

白髪が起こる主な原因としては
1. 遺伝
2. 加齢
3. 病気
4. ストレス
の4つが挙げられます。

そもそも髪の色というのは、メラニン色素によってつくられています。赤ちゃんの髪は色が薄いですよね。髪は白(透明)の状態で生まれ、成長の過程で、毛母細胞という部分がメラニン色素を取り込むことにより色が付いてきます。このメラニン色素を作るのが色素細胞(メラノサイト)です。

加齢や病気、ストレスなどによってメラノサイトが減少すると、機能が低下し、メラニン色素がなくなってしまいます。これによって白髪が発生するのです。

前髪だけに白髪!なぜ?

前髪に出来る白髪の原因としては二つの要素が挙げられています。

ひとつは、便秘や痔など肛門の病気や不調が原因だと言われています。これは東洋医学の考え方に基づいており、頭にある各器官のツボと、白髪の生える位置を対応させているようです。

もうひとつは、やはりストレスです。特に「頭の使いすぎ」が原因だとされています。前頭部には思考、行動の抑制、コミュニケーション、意思決定、記憶などを司る部分があり、活発に使われています。日々の仕事や生活の中で、無意識に前頭部に負荷がかかり、前髪の白髪の原因になると考えられています。

前髪の白髪を抜いて処理していると毛根にまでダメージが!?

前髪は白髪が目立ってしまう場所です。正面からちょうど鏡で見えるところなので、洗顔やメイク直しの時などはついつい気になりますね。

ほとんどの人が1本くらいなら抜いてしまおうと考えますが、コレはいけません。実は頭皮の毛穴からは2~3本の髪が生えています。ムリに引き抜くことで、毛根や毛母細胞まで傷ついてしまいます。その毛穴からは発毛が難しくなり、薄毛の原因となってしまいます。白髪1本だけでも引き抜くのはやめましょう。

白髪を隠そうとするウィッグにはデメリットもある!?

前髪の白髪も量が多くなると、染めるのも追いつかないと感じてしまいます。染めると髪のダメージになるので、部分ウィッグをつけたほうが手軽に見えますが、結果的に薄毛のリスクも高まります。

ウィッグで覆うと、汗をかきやすく汚れる場所を作ってしまいます。毎日シャンプーをしていてもウィッグ自体に汚れが溜まり、頭皮環境の悪化につながってしまいます。

前髪の白髪のケア方法

1.白髪染めも部分的に使うなら大丈夫

前髪だけのために白髪染めなんて…と思うでしょうが、全体染めをする必要はありません。全体染め用を少量使っても良いし、ポイント染めを購入して使っても頭皮のダメージを避けられます。全体染め用を購入するなら、余った分を保管できるタイプがオススメです。

2.トリートメントタイプで染める

毎日使用するトリートメントタイプのヘアカラーがあります。前髪だけ色落ちせずに全体の色が調整できて、髪のダメージまで軽減できるのがオススメです。少し値段が高いと感じるなら、1日おきのケアでも効果が感じられます。

3.白髪の目立たないヘアスタイルに

生え際や分け目の白髪は特に困りますよね。そんなときはヘアスタイルを変えるのも◎。分け目を作らず前髪を下ろしたスタイルは、気になる部分の白髪が目立たないのでオススメです。分け目を作らなくても、ふんわり流すと大人っぽい雰囲気になりますよ。

以上の方法を使えば、髪や頭皮のダメージをおさえながら前髪の白髪を目立たなくできます。

髪のストレスを軽減するため、優しく頭皮マッサージを行ったり、白髪対策に効果のある食べ物を摂取するのも効果的。睡眠をしっかりとるなど生活習慣に注意して、根本から改善を目指しましょう。