若い時の白髪は病気のサイン?

最近は、若い人に白髪が増えていると言われています。原因は様々ですが、なかには病気のサインである場合もあります。実は、白髪は健康のバロメーターでもあるのです。

白髪は色素不足

白髪は、髪の色素が不足している状態です。毛根の奥で生まれた髪の毛の細胞に、色素細胞であるメラノサイトが加わって髪色が付いていきます。このメラノサイトが働くためには、チロシナーゼという酵素が必要ですが、量が少なくなると白髪になります。

一般的には、チロシナーゼの減少は加齢が原因になります。しかし、色々な身体の不調からもチロシナーゼは少なくなってしまうのです。

栄養不足でも減少するチロシナーゼ

過激なダイエットは、白髪の原因になります。食事の制限をすると確かに体重は減りますが、同時に身体に必要な栄養も不足していきます。特に、ミネラルやカルシウム、ビタミンB12などが不足すると身体と髪の健康を著しく損なうことになります。また、ビタミンB12が不足すると、悪性貧血になることがあります。

もし、ダイエットをしていて急に白髪が大量に現れたら、貧血の検査をしたほうが良いかもしれません。

免疫力の低下が白髪を招く

若い時は体力があるので多少の無理がきき、どうしても生活が不規則になりがちです。

しかし、寝不足や生活のリズムが不規則だと、ホルモンバランスが崩れたり、免疫力が低下したりします。これは、風邪を引きやすくなるばかりではなく、髪を含めた様々な身体のトラブルの元になります。

白髪に関係ある病気には、甲状腺疾患や尋常性白斑、フォークト・小柳・原田病などがあります。また、腎臓が悪くても白髪になる可能性もあります。

これらの病気と免疫力は直接関係あるとは言えませんが、不規則な生活で体力が弱っていると病気を招く可能性があります。急激に増えてきた若白髪があったら、1度病院を受診しても良いでしょう。

白髪を予防する食事と生活

まず、寝不足が続く事は絶対にいけません。

眠っている時には成長ホルモンが分泌されて、疲労回復と身体の各部位の修復をしています。成長ホルモンは、寝入ってから2時間後に2,3時間程度にしか分泌されません。成長ホルモンが不足すると、老化を早めることになりかねません。

また、食事は、緑黄色野菜、肉類、魚、くだもの、乳製品、大豆とその加工品などをバランス良く食べる必要があります。ファーストフードから野菜の小鉢が付く定食に変えるだけでも、取り入れる栄養素の種類は増えるのです。

体調を整えて、白髪を予防する

両親のどちらかでも白髪が多い家系だと、若くて白髪が生えてきても「遺伝」の一言で済まされてしまうかもしれません。

しかし、遺伝では白髪そのものが伝わるのではなく、白髪の出来やすい体質が伝わるのです。ですから、早い段階から生活習慣と食事内容に気を配っていけば、白髪の出現を遅くすることもできるはずです。

規則正しい生活、寝不足の解消、バランスのとれた3度の食事、これを実行するだけで白髪が生えなくなる可能性があります。

誰でも年をとると、白髪が増えてくるものです。若いうちから身体を酷使して、白髪を増やす必要はないのです。