どうして人は白髪になるの?白髪は治るの?

子どもの頃に読んだ童話などに描かれるおじいさんやおばあさんは、必ず白い頭をしていたはずです。「共白髪(お互いが白髪になるまで一緒に連れ添う、という意味)」ということわざもあるように昔から白髪は「年齢を重ねた人」の象徴とされていました。

おめでたい意味もあるこの「白髪」ですが、自分の身に起こるとなると、なかなか平常心ではいられないもの。そこでここでは白髪のメカニズムと、「白髪は治るのか」ということについてお話しましょう。

白髪が起こるメカニズムとは?

私たちが見ている「髪の毛」というのは、実は「表皮から出てきた部分」にすぎません。表皮の下に埋もれるような形で、毛根部が存在しています。そしてその根っことなるのが、毛母です。

この毛母の「核」の部分には、毛乳頭と呼ばれる部分があります。この毛乳頭こそが毛を生やす元となる部分であり、血管に流れる養分をキャッチして毛を育てています。

毛乳頭が毛を育てる最中で、色素細胞が作り出されます。この色素細胞こそが、髪の毛を黒くしているものなのです。白髪が起きるのは、この育成過程で出されるはずの色素細胞が正常に働かなくなった結果であると言われています。

ただ、現在の研究をもってしても「どこで、どんな風に色素細胞が作られて、髪の毛を黒くしているのか」ということは解明されていません。

白髪は治るの、それとも治らない?

結論から言ってしまえば、「すでに白髪になっている部分」に関しては黒くなることはありません。もし黒くしようとすれば、カラーリングなどのような「外的な力」に頼る以外はありません。ただ、「これから生えてくる毛」を白髪にしない、という形でのアプローチはできます。

そのために必要な3要素というのは、以下の通りだと言われています。

・保湿
・血行促進
・体内の酸化を防ぐ

「保湿」というのは、非常に重要なキーワードです。保湿された髪というのは、バリアを張り巡らした要塞のようなものです。紫外線やほこりといった外的のダメージを和らげ、髪を守ることができます。

血行促進もよく言われることですね。毛乳頭に養分を供給するのは、血液です。そのため血行が悪くなっていると、思うように栄養がいきわたりません。

活性酸素という言葉を、聞いたことのある人もいるかもしれません。これはごく簡単に言えば、「身体に悪さをする酸素」のことです。ガンなどもこれを原因として起こるのではないか、と言われています。

不規則な日常生活や喫煙などによって生じることが多く、頭皮にも悪影響を及ぼします。このような活性酸素から身を守ることで髪の毛の老化を防ぎ、白髪の数も減らすことができると考えられています。

白髪を軽減するということであれば、最近では美容室専売品で「メラニン色素を作る細胞を活性化させる成分」が入っている頭皮美容液があります。そちらを使い続ける事も有効な手段でしょう。

難しく見えがちですが、これらの要素を満たすのは意外なほど簡単です。「保湿効果のあるヘアケア商品を使って」「適度な運動などを行い」「日焼けやストレスに気を付けて過ごすこと」という、健康的な生活をすることによって、条件をクリアすることができるのです。