くせ毛の原因と対策
日本人の7割はくせ毛!?治す方法はあるの?
日本人の70%近くが、実はくせ毛だと言われています。「えー、私の周りにはくせ毛の人はほとんどいないよ!」という人もいるでしょう。
でも、くせ毛というのは、何も「すぐにそれと分かるほど天然パーマ」である、ということだけを指すのではありません。くせ毛にも、症状の軽い、重いがあるため、周囲は元より、本人でさえ、しっかり見ていないと気付けないこともあるのです。
くせ毛、治るの、治らないの?
「くせ毛そのものが治るか、それとも治らないのか」という質問への答えは、なかなか難しくはっきりと答えることができません。
「くせ毛は治る。治っていないのは、治る前に努力をあきらめるからだ。10年、20年のスパンで取り組めば治る」という人もいますし、「くせ毛は毛穴の問題。根本的な解決策はない」という人もいます。また、「ホルモンのバランス、あるいは成長のタイミングで、くせ毛が改善したり、またくせ毛になったりするケースがある」という人もいます。
ただ、現状では、2番目と3番目を合わせた意見が優勢のようです。
くせ毛は遺伝的な要因がとても強く、7割程度の確率で髪質が遺伝すると言われています。これは、日本人のくせ毛人口とほぼ一致しています。
くせ毛には対処療法を考えるのが現実的?
もちろん、くせ毛を根本から治せればそれが一番良いですし、「くせ毛は絶対に治らない」とも言い切れないので、根本改善に取り組むのも無駄ではないかもしれません。ただ、「今現在生えている髪の毛にアプローチしていく」という方が、現実的な解決策ではあります。
くせ毛を治す方法のなかで、もっとも有名なのは、やはり縮毛矯正でしょう。これは、熱と薬剤によって本来の髪質に働きかけ、髪の毛を伸ばすものです。
持続する期間はどれくらいか、というのは、専門家でも意見が分かれます。しかしながら、短い人でも最低2か月、長い人ならば半永久的に効果が持続すると言われており、くせ毛を治す方法のなかでも、王道を行く強い味方です。
そのほかには、ストレートパーマを当てる、という方法もあります。また、くせ毛を「隠す」のではなく、「生かす」形で、ヘアスタイルを構築する、という方法も取られています。
くせ毛そのものを治すことは難しくても、アプローチ方法を考えれば、くせ毛を目立たなくさせることはできます。長くつややかでくせのない髪は、それだけで魅力的なもの。
くせ毛に悩んでいる人、自分のくせを活かしたヘアスタイルを試してみたいという人は、一度美容院に足を運んで美容師さんに相談してみるのが一番ですね。